• 川上ーショットン ゆり

スポード ヘリテージセンター オープンです


イースターホリデーも終了し、また通常営業に戻りました。 お待たせしました、2017年度の営業開始したスポードのビジターセンター「Spode Works Heritage Centre」へ行って参りました。 こちらのセンターは現在色々な計画があるので、今年から来年に掛けて様々な新しい部署がオープンします。 なぜ一気にしないかというと、スポード社が閉鎖になった後は完全にヴォランティアさん達によって運営されており、手作り感満載なセンターなのです。 200年の歴史がある窯なのに、ビジターセンターはとても暖かく、フレンドリーでスポード社の製品への愛に溢れています。


こちらは代表作のブルー イタリアン。こうしてスポードワークスで売られていますが、結構古いもので驚きました。 スポード陶磁器ファンなら一度は訪れる事をお勧めします。


さて、ビジターセンターの入り口を入ると、こちらが受付になっています。

受付はありますが入場は無料なので、受付に人が居なくても「ハロー」と誰とはなしに言ってスッと入ってしまって大丈夫です。


そして金曜日にはデモンストレーションをしてくださる元職人さんがいらっしゃって、手作業で芸術品が生まれる瞬間!をご覧になる事もできますし、元職人さんに質問をしてもとてもフレンドリーに答えてくださいます。

この方は、スポード勤務から現在のボランティアとしてのデモンストレーションで合計50年近くになるそうです。 ご家族が、たいそう誇りに思っていらっしゃるでしょうね、と感服したのでそうお伝えしたら、照れてお顔がほころんでいました。


バーレイ社で現在も使われている技術の銅板印刷ですが、スポード社の創始者、ジョサイア スポード氏の発明だったのだそうです。

「ああ、このティシューを使った製法はバーレイでも見ますね」と申しましたら

案内してくださったマネージャーさんが

「スポードが本家です!バーレイ社よりも100年も前から当社で取り入れていた技術です」

と仰られました。し、失礼しました。

なので、こちらにも銅板印刷の機械が設置されています。こちらも曜日によってデモンストレーションを行うそうです。

デモンストレーションでは銅板印刷を実際に見られるそうです。


こちらが銅板印刷されたティシューと呼ばれる薄い紙。 これを成形後の皿等に水を使って貼り付ける事で、パターンを器につけるのですね。


左から、成形後、ティシューをつけた後、そして最初の焼き、そして二度目の焼き(glaze)を経て、一番右に完成品が。 この製法がヴィクトリア時代からずっと変わらずに受け継がれてきたのですね、スポード社が閉鎖になってしまったのは本当に残念ですが、こうしてビジターセンターがあり、今もその製法や美しいスポードの製品を目にする事ができるのですね。


美しいといえば、こちらのショーケースも素晴らしかったです。

左手奥にあるのがオリジナルの製品で、右手にあるのが昨年作られたレプリカだそうです。 とても細かい筆致で、色使いと金箔使いがまた美しいのです。


この他にも展示がありますが、なんとまだまだ倉庫には美術館に飾りたい製品が数万点も眠っているそうです。 このドアの向こうに広がる大きな部屋を美術館にするべく、ボランティアさん達が現在準備中との事でした。 今年中には美術館はちょっと無理かもしれませんが、日本人のファンには朗報があります。

スポード社の製品 (美術館に展示する他に小売できるもの)のショップは、現在ここだけなのですが(以下の写真をごらんください)


リテイル部(お店部分)が、早ければ5月にもオープンする予定だそうです。

そしてリテイル部には小さなカフェスペースも作る予定です、と仰っていました。

が、こちらのカフェスペースは「とりあえず仮の」と仰るので

「じゃあ他にも作られるのですか?」と伺いましたら


こちらに

「ブルーイタリアンがテーマのティールームを作るのです、完成は7月の予定です」

と仰っていました。

これは日本人には朗報だわ!と思ったので、是非とも7月にはまたリポートしようと思います。

今後のスポードワークス動向、見逃せませんね。


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