• 川上ーショットン ゆり

テロに屈しないイギリス


先週の水曜日、ロンドンでテロがありました。

非情なテロリストの無差別殺人事件で亡くなってしまった方々、並びにそのご家族には追悼の意を表します。

そして今も病院に居て治療中の方々が1日も早く無事にご回復なさいます様に。

現場で射殺された犯人が数年前にイスラム教に改宗した事から、犯人はイスラム系と表すのはとても簡単ですが、私個人としては、ロンドンでのカレッジ時代にムスリムの人達を同僚や上司に持った経験から、それは事実と乖離しているのではないだろうかと感じます。

なぜなら、イスラム教の人々は平和を愛する人々だから。

自国ではテロリスト組織の脅威に怯えてるからと家族と共にイギリスに移民してきた人々、そして家族の為により良い暮らしを目指して単身で渡英し、収入のほとんどを自国の家族に送っては

「これで子供達が大学に行けるんだ、そしてイギリスやアメリカで仕事が出来たらなあ!でも最後には僕の国を担う大臣や博士になって欲しいんだ」

という夢を語る人も居ました。

日本を「日本には是非行ってみたいよ、だってあの東京が廃墟同然になってしまった敗戦から数十年ですごい復興をしただろう?日本はすごいよ、本当に尊敬する。僕の国も日本を見習って欲しいな・・・」と笑顔で語ってくれた人達も居ました。

この方達と、テロリスト組織に毒されてしまった殺人者達には本当の意味で共通点がない様に見受けられるのです。

一般のイスラム教の方々もまた、テロリスト組織の被害者です。

昨日、3月26日 日曜日には事件現場となったウェストミンスター橋の上でムスリムの女性達が手を繋ぎ、哀悼の意を表すると共に、女性達の「分離を食い止めたい」という願いも表明しました。

こちらをクリックして英ガーディアン紙の記事をご覧ください(英語です)

事件から四日が経った日曜日、英議会議事堂のビッグベンが犠牲者への哀悼を告げる鐘を四回鳴らし、平和を象徴する青い色に身を包んだムスリムの女性達が手に手を取って、ウェストミンスター橋に並び、五分間、頭を垂れ黙祷しました。

これは「女性のマーチ」により結成された集まりでしたが、ウェストミンスター橋を歩く観光客は物珍しそうに眺めたり、ある人は参加して手を繋ぎ、警察官を含む犠牲者へのリスペクトを表しました。

記事内では数人のインタヴューが載せられています。

その中で25歳のカリナ シースさんという方は

「犯人は私たちを分離させたかったのです。だから手を繋ぐことで、私たちは彼の望む事とは文字通り正反対の事をしました。ここはロンドンで、彼には私たちを変えられません。これはあんなに酷い事件から生まれた美しい出来事です。」

とコメントしています。

この集まりを計画実行したキャンペーン実行家でアクティビストのアキーラ アーメッドさんは

「これはテロリズムに利用されてしまったこのウェストミンスター橋を再利用するステップです。私たちが被害者に哀悼を表しつつ、テロはロンドンを倒したり、分離させたりしないと宣言する事はとても重要です。キース パーマー警察官は私たちの英雄で、私達は彼を、そして彼と同じように緊急時のサービスに従事して市民を守る方々を尊敬します」

とコメントしました。

イギリス国内は、犠牲者を惜しんで喪に服するとしながらも、次のテロリストからの攻撃に怯えてしまうのはそのまま相手(テロリスト)の思う壺で、それはテロリズムに屈する事になるので、今まで通りに普通の生活を送る事が一番の仕返しという空気です。

EU離脱問題を抱え、そして更に昨年は毎月の様にテロリスト達とその計画を検挙していたというイギリスですが、イギリスの強さと誇りを失わず、これからも発展していくと思います。

私がティールーム、陶磁器の窯元、そして貴族の館等を視察する度に、日本からの皆様を大歓迎します、と仰って下さる方々の多さにいつも喜びを貰っています。

日本の皆様を安全で楽しいイギリスへの旅を計画できる事に少しでも貢献できたらと思っています。

今後もイギリス旅行、そしてイギリスへの興味を失わずに是非いらしてくださいね、陶磁器の街ストークオントレント、そしてピークディストリクト国立公園でお待ちしています。

ピークアンドポッタリーツアーズ 代表 ゆり 川上ーショットン


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