• 川上ーショットン ゆり

女王様のニットメーカー ジョン スメドレー。John Smedley


旧ホームページにて2016年にアップした記事を少し書き換えて再掲しました。

ジョン スメドレー。John Smedley   https://www.johnsmedley.com/

その物語は産業革命がまだ始まったばかりの1784年に遡り、そして230年以上もの時を経てもまだ、ジョンスメドレー社が産声をあげたダービシャー、リーミルズの工場で全ての製品が製造されています。

1784年、ジョンスメドレー社の工場はシンプルなモスリンの布地、そして木綿糸を製造。

1825年、最初のニットを作る機械でオリジナルのニット製品の製造に着手します。

1914年には英国産の大変有名な服飾ブランドとして海外へも輸出を始めました。

そして1950年から1960年代にかけては数多くの著名人たちがジョンスメドレー社の製品を愛用し始めます。

その顧客リストの中にはマリリンモンロー、オードリーヘップバーン、そしてビートルズ等の時代のアイコンたちの名前もありました。

1980年には素晴らしいイギリスのデザイナーであるヴィヴィアン ウェストウッドやポールスミスにも採用される様になりました。

***ここまではジョンスメドレー社のホームページの会社紹介を翻訳しました。***

さて、ジョンスメドレー社と聞いてピンと来る方はお洒落好き、高品質のものが好きな方が多いと思うのですが、特筆すべきはその品質です。

手に取った途端に指に馴染み身につけると体を優しく包み込む、そんな柔らかい素材を厳選しシンプルな中にも時代のトレンドを取り入れたニットを提供しているジョンスメドレー社。

その工場は創業当時から変わらず、今もこの英国ダービシャーの田舎町に有ります。

田舎といっても、産業革命の時はサー ジョン アークライトの作った工場がたくさん集まるマトロックと言う名前の街で、当時は大変な忙しさだったと思われます。

ジョンスメドレー社のアウトレットショップは規模は大きくないながらも、主要なニット製品は揃っています。

マトロックには2001年に世界遺産に登録されたCromford Mills(クロムフォード ミルズ)

があります。

優れたビジネスマンであったリチャード アークライト卿がこの地を選んだ理由は、大きな土地で家賃が安く、交通の弁も悪くなく更に運河もあるという事等が挙げられる様ですが、産業革命当時の面影を残し、未だにその大きな施設に入って見学・体験する事もできて更にクラフトショップ、ティールームやアンティークショップ等もあるので、一見の価値は十分にある施設です。

そこから車でほんの数分の距離に、ジョンスメドレー社の本社とアウトレットショップ、そして工場があります。


ジョン スメドレーの本社は坂道に建っています。

アウトレットショップの名前は「Mill Shop ミル ショップ」。

知らずに来たら見落としてしまいそうなくらいに小さな看板です。


坂道を登って本社の建物を見ると、社名が入っています。


坂道の上の方を見ると左右の建物をつなぐ空中回廊が。

そこにも社名がばっちり入ってました。

きっと冬の寒さが厳しい時はこの回廊が大変便利だったことでしょう。

製品などをトロリーに乗せて移動させるのにも便利そうです。


そしてこちらは一般客は入らないけれど、受付へと続くドアです。

エリザベス二世女王のワラントをドアの上に掲げていますね。

このワラントはエリザベス二世女王御用達の証です。

因みにワラントは一度頂いたらずっと使えるわけではなくて、ちゃんと時々「本当に女王様御用達であるのか」と調べられるそうです。

そして現在使われていないとわかるとワラントが使えなくなるそうです。

という事は、ジョン スメドレーの製品は今でもエリザベス女王に愛されているのですね。

さて、坂道をまた下り、さっそくアウトレットショップへ行きましょう。


こちらのドアがショップ入り口です。

ドアの上には「1915」と刻まれています。

このショップが1915年に建てられたのでしょうか。(今度ちゃんと聞いてきます)

重いドアをぎゅーっと押して、さあ中へ。


中に入ると、陳列方法は極めてシンプル。

ドアを開けて入ると正面にレジがあり、左側には手袋や靴下、スカーフ等の小物を陳列しています。

靴下は8ポンド程度でした。

男性用の靴下は手触りが素晴らしく、コットンなのにまるでシルクの様な柔らかさでした。

マフラーも(イギリスではマフラーもスカーフと呼びます)大変やわらかく、首に巻いたら気持ち良さそうです。こちらは15ポンドくらいからでした。

素材がコットンのシンプルなものだと大体30ポンド前後から、そしてちょっと凝っているデザインだったり、素材がカシミアですと80ポンド程度でした。

ジョンスメドレー社の卸し先であるハロッズ、そしてジョンルイス社では約350から400ポンドですので、かなりお得なお値段ですね。


店内にはエリザベス二世女王のお父上だったジョージ6世が1933年にジョンスメドレー社を訪れた際の写真が飾られています。

ジョージ6世はアカデミー賞受賞映画「英国王のスピーチ」の主人公となった王様です。

とってもハンサムですね!

さて、更に店内の様子です。


このニットの手触りがとっても良くて、夏になるのが待ち遠しくなりそうです。

イギリスは夏でもそんなに気温が高くならないので、こういう肌触りの良い夏のニットが活躍するのですよね。

昨年は真っ白のコットンセーターが10ポンド!で売られていて、思わず即購入した事も。

ご案内させて頂いた日本からのお客様も大変喜んでたくさんご購入されて居ました。

イギリスらしい品揃えだな、と思ったのは、カーディガンの多さです。

袖が長めですので、やはり一般的な日本人向きはxs等の小さいサイズになるのでしょうね。

因みに私は日本でいうLサイズですが、ジョン スメドレー社の製品ではMサイズを着ています。

店員のかた曰く、

「日本人のお客様は、xsがお好きでよく買っていかれるのよ!」

と言うことでした。やはり。


こちらの特別セールコーナーの製品たちはかなり小さめでしたが、たぶん日本では9号サイズかな。

ピンクのニットのホットパンツが10ポンドで、おしゃれ上級者向きとお見受けしました。

真っ黄色の(左側にかかっていますね)ニットドレスも、きっとお洒落さんならかっこいいでしょうねえ。

お値段は29ポンドでした。

ジョンスメドレー社では年に2回のファクトリーセールを開催しています。

当サービスでもご要望が多ければあいのり、もしくはチャーターツアーならいつでも!受け付けておりますので、ぜひご興味のある方はいらしてくださいね。

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