秋がどんどん深まっております。そしてイギリス女王の国葬から一夜明け、私の義父のお葬式を思い出しています
みなさま、こんにちは。
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昨日の故エリザベス女王の国葬、ご覧になりましたか?
私は棺を見たときにジーンとしてしまいました。
ちなみに棺の上に載せられていたカードは、チャールズ国王が書いたものとか。
私も、義父が亡くなった時に、義母から「ゆり、お手紙書いたら棺に入れるけど、書く?」と聞かれて
「はい!」と答えました。
お手紙の内容は「今まで短い間でしたがありがとうございました。オトウサン(と呼んでいました)から受けた家族の愛情を、しっかりと私の子供たち、あなたの孫たちに伝えていきます」
と書き、封をして葬儀社の方にお願いしました。
ちなみに亡くなる前の日、ホスピスを後にする時に微笑む義父に挨拶したきり、義父の顔は見ていません。
英国では棺に入れられた状態からお顔を見るご家庭もあれば、「元気なころの彼を思い出して」という趣旨でお亡くなりになった後は全く顔を見ないご家庭もあるそうで、我が夫の家族は後者でした。
義母が来て「なんて書いたの?」と優しく微笑むので、そのままを伝えるとそれまで気丈にふるまっていた義母が一瞬だけ肩を震わせ、顔をそらしました。その頬には一縷の涙。
お葬式の前も、遠くからのゲストとのハグ、あいさつや軽いジョークなどを交わしながら一度も涙を見せなかった義母が見せた涙でした。
お葬式の悲壮感はあまり感じさせず、だけれど残された家族をお互いの優しさでしっかりと包むようなイギリス風のお葬式は、日本で母を看取った私には新鮮でした。
弔問客も、お葬式の会場のみ。そこでパブに行く人たちも居たらしいですが、家族はお葬式後、義母だけの家となった実家へ。
静かにお茶を淹れ、誰誰が来てくれたね、あんな遠くから、とかお話をしていました。
ですが自宅には家族だけ、または家族の様に付き合っていた人しか訪問しないし、お香典らしきものはなく
「故人がお世話になったホスピスは〇〇です。お花代はこちらに直接御寄附くださると嬉しいです」
とのメッセージを葬儀社が小さな式次第に印刷して皆様にお渡しし、皆様はカードや小さなブーケを持ってくることはあっても現金をお渡しするなどはなく、とてもシンプルでした。
お葬式も、義父をよく知る人がジョークを交えたお見送りの短いスピーチをし、プリースト(神父)のお話も大変短く、棺を見送る時には義父の遺言だった
「僕がワールドカップで優勝ゴールを決めたと思ってチアーしてね!」
という言葉通り、
「おおおー--!!〇〇(義父の名前)ー---!!」
「いえあー---」という雄たけびの他、
「〇〇(義父の名前)!!〇〇(義父の名前)!!〇〇(義父の名前)!!」と名前を連呼したりと、にぎやかでびっくりしたものです。
その後すぐに解散となったのですが、皆さんの顔が本当に泣き笑いで、故人の家族や他の人と目が合うと笑っていて、なんだか死に対する概念の違いをまざまざと見せつけられ、衝撃的でした。
女王の国葬と比べるのではないですが、このイギリスの質実剛健というか実用的で日本から見ると手身近な感じのお葬式を経験したので、特に女王の国葬は残された女王のご家族と、国民の為に必要な儀式なのだなと思った次第です。
さて、今日から普通の生活に戻る私たちですが、チャールズ国王の下、英国の益々の繁栄を祈っております。
個人的にはチャールズ国王のアイテムなどがいつ発売になるのかなーとか気になります。
なりますよね?
見つけたらレポートいたします☺
ロイヤルファミリーの子供たち、とくにジョージ王子とシャーロット王女が偉かったわねー!のぽちっ、を宜しくお願い致します😊
そして・・・・
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