top of page

英国における新型コロナウィルス対策の情報


皆様、今日は/今晩は!


この度の新型コロナウィルスの流行では、きっと日本に在住の皆さまも心配でお辛い思いをなさっていらっしゃるだろうと想像しています。


さて、ロンドン以外にも感染者が出た英国の状況を、在住者の視点で少し書いてみようと思いました。


 都市部では中国にルーツを持つというだけで、実際には中国には過去15年も帰っていないという方がその見た目だけで差別をされてしまったという事もBBCの朝のニュース番組で取り上げられたりしています。

BBCのプレゼンターたちが「こんな滑稽な事は起こすべきではありません、正しい情報を得てください」と仰った事が印象的で、そして安心するシーンでした。


さて、イギリス政府からの発表を見てみます。

さらっと訳しますので、以下をどうぞご覧ください。

(出典はこちらです)


訳:

中国の他の地域や指定区域からの旅行者について


このアドバイスは中国、そして以下の特別区域から英国へ戻った人にも適用されます。

・中国

・タイ

・日本

・韓国

・香港

・台湾

・シンガポール

・マレーシア

・マカオ

訳:

もしあなたがこれらの感染地域から過去14日以内に戻り、咳・熱・息苦しさなどの症状が出ている場合は速やかに


・戸外に出ず、他の人との接触を避けます。ウィルス感染しているかもしれないからです。

・NHS111に電話し、どの国に渡航したかを知らせてください。


スコットランドの場合は、GPに電話をするか、時間外ならNHS24(電話番号は111)に電話を。北アイルランドの場合は03002007885へ電話を。


症状が軽くてもこのアドバイスに従ってください。




訳:

具体的には


他のインフルエンザ ウィルスと同じように、他の人々との接触を出来るだけ避けるというシンプルかつ常識的な行動をみなさまにお願いしています。


湖北省、そして武漢から(症状が出ている場合は中国のどの地域でも限らず)到着した場合は、仕事場、学校、そして公共施設などへは行かず、自宅で14日間過ごしてください。


人を自宅に招く事を避けてください。友人や家族、配達員が家に食糧を置きに行くのは構いません。


公共交通機関


湖北省、そして武漢から(症状が出ている場合は中国のどの地域でも限らず)到着した場合、14日間は公共交通機関(タクシーを含む)を使わないでください。


(重複しちゃった、一番上は公共交通機関の事ですので二番目から)

訳:

食事と薬について

湖北省、そして武漢から(症状が出ている場合は中国のどの地域でも限らず)到着した場合、14日間はパブリックスペース(公共の場所)へ行くことを避け、自宅に居てください。

友人・家族、若しくは配達業者に連絡をしてあなたの代わりに用事を足してもらってください。



子供を学校に連れて行く際

湖北省、そして武漢から(症状が出ている場合は中国のどの地域でも限らず)到着した場合、14日間はパブリックスペース(公共の場所)へ行くことを避け、自宅に居てください。

友人・家族に連絡をしてあなたの代わりに子供を学校に連れて行ってもらってください。


訳:

アドバイスが変わった理由


中国での複数のヒトからヒトへの第二次感染の情報が出てきた事で状況が変わって居ます。


これは感染の可能性を抑える為の予防策です。




訳:

対応策のまとめ

中国からの直行便監視を強化しました。

ヒースローで、中国からの到着客で具合の悪い人をサポートする為に公衆衛生の専門家によるチームを結成し、7名の臨床医がシフトでローテーション勤務をして中国からの到着客の中で症状が出ている患者をサポートしています。


これらは既に英国内のすべての空港で中国に出入国する便に乗る乗客をサポートしている常勤の医療スタッフたちに加えての増加スタッフです。


英政府は新型コロナウィルスの予防と発見への医療対策を既に打ち出しました。


最高医療責任者のコメント

中央警告システムを通じて、アドバイスを発布しました。

前線で働く医療スタッフたちに現場での対応と現在の状況についての警告を促す為です。


多くの患者たちに症状が出るのは空港を出たあとですので、最優先事項は英国在住者及び旅行者に症状が出た場合どうすれば良いのかを知らせる事です。

そしてNHS(国民健康保険サービス)とPHE(イングランド公衆衛生課)は体調不良の方に対応する計画を設立しました。



訳:中国も出口スクリーニングテストを敢行しており、症状が出ている人につきましては出国を許可していません。



訳:

診断と分析

現在判明しております事柄に基づきまして、新型コロナウィルスの発現はインフルエンザの様な症状(例:熱・咳・呼吸困難)に見られます。

症状自体は軽症である事が多く見られ、武漢で亡くなった方々には既往症がありました。


英国は現在、中国以外の国でこの新型ウィルスの原型指定実験室テストを実践している少ない国の一つです。

武漢に渡航後、症状が出ている患者と接触した医療専門家は

PHE(イングランド公衆衛生局)へのサンプルの提出をアドバイスされており、個別に隔離された状態で手当てされます。

2003年のサーズの経験から、PHE(イングランド公衆衛生局)は様々なコロナウィルスと同じ種類のウィルスのテストを開発してきました。

このテストは数年に渡って使用されており、2012年のMERSの最初のケースを検知することが出来ました。

新型コロナウィルスにおける最初のゲノム配列発表から、PHE(イングランド公衆衛生局)はWHOと世界の実験室ネットワークとの協力によりこのウィルスの指定テストを急速に発展させる事が出来ました。



訳:

臨床医が新型コロナウィルスの疑いを持った場合、そのサンプルを鼻・喉・深部の呼吸器からサンプルを取り、梱包してPHEコリンデール研究所へ安全に送り届けます。

PHEは同日中に指定ウィルスの研究所結果を提供する事が可能です。

PHEはまた、中国から発表されたゲノム配列とウィルスのゲノム配列を比較する機能を持ちます。

この機能により、時間経過によるウィルスの特別変異の有力な情報を察知する事ができ、更には感染の状況もよく理解する事が出来るのです。

***訳終わり***


 

おまけ

<<パッと出てこない 日英医療単語 コロナウィルス編>>

コロナウィルス Corona virus(コローナ ヴァイルス)

感染した infected(インフェクテッド)

武漢(ぶかん) Wuhan(ウーハン)

湖北省(こほくしょう) Hubei Province(フーベイ プロヴィンス)

インフルエンザ flu(フルー、もしくはインフルエンザでもゆっくり言えば通じます)

症状 symptom(シンプトム)

具合がよく無い unwell(アンウェル)

咳 cough(コフ)

熱 a fever(ア フィーヴァー)

呼吸困難 difficulty breathing(ディフィカルトリー ブリージング)

呼吸器 respiratory system(ゥレスピレイトリー システム)

 



という訳で、まず今の時点では「日本から・日本への渡航」には大きな問題はないと思われます。


ただ、BBCニュースでも報道した通り、この状況で英国内でパニックに陥り、東洋系の人に憎悪を向ける人も現実的に若干発生しているとの情報も出ています。


英国人にとってはマスクというとガスマスクのイメージが強いです。

でも東洋系の多いチャイナタウンなどはマスクをしていても大丈夫そうですので、臨機応変に周囲と状況を判断して身に着ける事も必要と思われます。


ちなみにホテルやレストランなどの手洗い時に石鹸が切れている場合は係りの人に石鹸の催促をしても全く問題ありません。

そして万が一、症状が出てしまった場合は速やかに111にお電話して下さい。

わたくしのご案内を申し込まれたお客様は、英国滞在期間中なにか困った事があったらいつでもご連絡ください。

ご案内日以外でも、出来る限りの事はサポートしております。

困った事の中には、例えば誰からか口頭で人種差別を意図する酷い事を言われたなどという事態も含みます。

ちゃんと通報する事が大事ですので、ぜひわたくしにご一報くださいね。


もちろん体調不良などの不測の事態も、出来るだけ対応しております。

お申し込みいただいた方は、いつでもご連絡くださいませ。



質問、お問い合わせなどはお気軽にメール(yuri@potterytours.co.uk)や、インスタグラム、フェイスブックなどのメッセンジャーにてどうぞ。



<<お知らせ>>


今後のチャーターツアーのお申し込みは、現在:


2月は締め切りました。

3月は9日からの週と25日以降のみご予約可能

4月は3週目と5週目のみご予約可能

5月、6月はまだ沢山余裕があります。

7月は2週目以降のみご予約可能


予定は変動がありますので、お問い合わせはお早めに!


ロンドンの事、列車などの使い方でご質問があれば分かる範囲でお答えしますので、ロンドンにいらっしゃったらストーク オン トレントやピーク ディストリクトにも是非いらっしゃってくださいね!

お待ちしていまーす。


ストーク オン トレントの窯元等にいらっしゃる方も、冬期期間は特に事前にご連絡をした方が確実です。

当サービスに申し込まれたお客様はリサーチ・確認・手配・ご予約等わずらわしい手続きは全てわたくしにお任せください。


漠然としたプランでも良いので、訪問ご希望の方は是非ご一報くださいね。

来年以降や、大人気の6月のプランもお早めにどうぞ。


今年は6月が大盛況でしたので、また来年も6月から7月にかけて、日程がすぐ埋まるかしらと思っています。英国の6月はバラが咲き乱れて美しい季節ですものね。


 仮予約の場合もすぐには料金が発生しませんので、ご相談はお早めにお願い致します。

デポジット(手付金)は通常、ご訪問日の二ヶ月前くらいに頂いていますので、ご安心くださいね。


デポジットは当方の都合でキャンセルの場合は100%返金いたします。


ブログランキングに参加しています。

今後の励みになりますので、応援のポチッをよろしくお願い致します。














Featured Posts
Recent Posts
Archive
Search By Tags
Follow Us
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page